Pyrographilica

パイログラフィリカ

写真における影を考えてみました

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ライティングセミナーに行ってきました 【モデル:すずさん】

 ポートレート撮影における初歩的なライティング撮影のセミナーを受けてきました。

 

 

 例えば、自分が照明を使って撮影して気にすることのひとつが、影の強さです。

 花の写真などで思いっきりアンダー(黒が強い写真)に撮ることには、何のためらいも持ちませんが、モデルさんを撮影するとなると、そんな思いっきりアンダーにしていいのだろうか…?とか、影が強すぎないか…?というためらいが出てきます。

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こんな感じでアンダーな写真に撮ったり、編集したりします

 セミナーで教わったのは、影がないから良い写真と言うわけではなく、意図を持って影を使いこなしてみましょう、ということでした。

 

 もちろん、明るくほんわかした写真に影は必要ありません。

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影の少ない写真はこんな感じ

 写真館で撮るような写真は、こんな感じですよね。(卒業アルバムの写真みたいに撮れました)

 王道な写真です。

 

 では、意図的に影を強くして撮ってみると…。

 

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影の強い写真はこんな感じ

 影の中から浮かび上がってくるような、モデルさんの目線と雰囲気。人を選ぶところがある写真だと思いますが、ゾクッとするような良さがある気がします。(もちろんモデルになっていただいた方に、失礼のない作風にする必要はあるとは思いますが(そこが難しい…

 モデルさんから感じる雰囲気で作風を変えられるなら、カメラマンとしての腕も確かなのでしょうけれど、私はまだまだ…です。でもどちらかというとアンダーな写真を得意としてきたときがあったのです。なので今回はアンダーに撮らせていただきました。

 

 

 モデルさんにどの方向から照明を当てると、どう写るかということも教えていただきました。(むしろそちらがメインです

 

 雑に書くと、

  • モデルさんの手前側に光が当たっている写真
  • モデルさんの奥側に光が当たっている写真
  • モデルさんの横から光が当たっている写真

と言うことだったのだと思います。(なおご覧に入れられるような例は撮れてませんでした

 

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深刻な問題が発生していそうな雰囲気の写真

 アンダーに撮る。別な言葉にすると、カッコよく撮るとか、クールな感じに撮るという言い方もあると思います。

 

 モデルさんに当日お会いして、服装などからかわいらしい印象を受けると、私は小心者なので、「カッコよく撮りましょう」と言いづらいだけなのかもしれません。

 今回撮影させていただいたすずさんの服も、プリント柄のかわいらしいと感じる服装でした。それでも影が強い目になるように撮ってみると、服装のかわいらしさは、プリント柄の美しさへと変わったように思います。

 つまり、自分の中にある「影」への偏見が、影が強いとモデルさんに失礼になる、という思い込みになっているのかもしれません。(もちろんモデルさんが納得いただけない写真ではダメでしょうけれど

 

 ポートレート撮影では、ざっくり書くと「かわいい」と「かっこいい」はトレードオフの関係で、両方が成立することを目指してよく分からない状態になってしまうより、初心者として自分の作風でどちらかに重心をおくか、方向性をどうするかということを明確に意識して、撮影していくことが大事なのだなぁと、つくづく思うようになってきました。

 

おわり