読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

As with a bicycle, Koide Mawaru

日々の写真にまつわること。

VSCOのこと理解できてますか?

Tips EOS 7D animal

 はてなブログでも使っている人をチラホラ見かける、フィルムシュミレーションプリセットのVSCOですが、きちんと理解できていない感じの人もいますね。

 Lightroomのフィルムプリセットなので、気に入った雰囲気が作れれば満足なのかもしれませんが、フィルム写真のことを知るいい機会だと思うので、基本的なことを書いてみます。

 

++とか-のこと

 例えば、私が良く使うプリセットはFuji 400Hですが、「++」や「-」といった記号が付いているプリセットもあります。

 どうもこれを、画像加工処理の強さのように解釈している人が見受けられますが、これは間違いだと思います。VSCOに確認してはいませんが、この記号は「増感」と「減感」を指しているはずです。

 写真を始めたばかりの人は、フィルムの「増感」も「減感」を知らなくても当然なのですが。

 

増感とは?

 ここで私が「増感」と書いているのは、正確には「増感現像」のことです。

 増感現像は、「現像処理」によって「フィルムの感度を変更する」こと。具体的には、現像時間を延長したり、現像液の温度を上げることで、処理しています。

 しかし実際はコントラストが上がるだけで、感度はほとんど上がりません。コントラストが上がると、感度が上がったように見えると言う錯覚を利用しただけです。

効果

  1. 粒子が粗くなる。
  2. 露出不足のフィルムを救済できる。
  3. カラーフィルムでは、増感現像によりカラーバランスが崩れる。この現象を芸術表現の手段として使う。

 

減感とは?

 増感の逆の効果になります。コントラストは下がり、粒子は細かくなる。

効果

  1. コントラストが豊かになる。
  2. フィルムの感度が下がる。
  3. 階調性の高い綺麗な写真がつくれる。

 

「だからなんなん?」という方は

 Lightroomのプリセットを選ぶときに、暗い目の場所で撮った暗い目の写真にには、++、+を適用して、明るすぎる場所で撮った写真には、-を適用して、様子を見てみるといいでしょう。

 Lightroomはパラメーターを変更しても、撮影時の画像に戻せるので、どんどん遊んでみると、いろいろ分かってくると思います。

 ちょっとずつでもLightroomの基本を勉強したい方は、こういう本もあります。

理想の写真に近づく! RAW現像ビフォー/アフター パラメータビジュアルリファレンス

 

最後に

 フリーでもLightroomのプリセットはありますが、わざわざプリセットにお金を出した訳ですから、フィルムの持つ雰囲気を「いいな」と思われている方のはずです。

 そういう方ですから、すでに自分の好きな雰囲気で撮影されたフィルム写真も、なんとなくでもイメージがあるはずです。

 増感・減感を理解すれば、イメージした写真に近づきやすくなると思いますよ。

 

おまけ

 フィルム写真に興味が湧いてきた!という方は、中古のコンパクトフィルムカメラ(5千円くらいの安いものでいいですから)を買ってみて、自分でフィルム写真を撮ってラボで現像してもらうと、楽しめますよ!

 フィルムの現像をしてくれるラボで、私のおすすめは、京都のhibiさんです。フィルムをレターパックで郵送し、CD-ROM書き込みだけ、プリントなしの現像も依頼できます。

Photolabo hibi

広告を非表示にする